大手教室ではあるらしいのですが
お手本CDなるものを聞いてそのマネをする。
というやり方です。
これってどうなんでしょう??
先日私の先生とちょうどそんな話になったので、今日はその話。
子供向けのコンクールなんかは、今の時代あふれんばかりにたくさんあって
ほっとくと小さい子にかなりの難曲を弾かせたりする方向に走りがちです。
なぜなら
その方が点数が取れるんですね(^_^;)
多少無理があっても、とりあえずこの年齢でその曲を弾いたことだけで
評価に値する、ということなんでしょうか。
中には本当に上手に弾きこなす子もいると思いますが、
かわいそうなくらいに無理させられてるな、って感じる場合もあります。
選曲するのは本人ではないでしょうからねー。
で、特にそういった難しい曲に挑戦する場合
譜面を見てある程度つかまないといけないのですが
見てもわからない、のが普通なので
そうすると曲の全体像というか、雰囲気をつかむのに
お手本の演奏はとても役に立ちます。
そしてそれをマネしようとする、のもいい練習にはなると思います。
マネするためにはよくよく聞かないといけないので。
これはメリットの方。
ただ、課題曲セミナーだとか課題曲CDだとか
それを聞いて準備すると当然ながら
似通った演奏になってしまいますよね
コピーになってしまうわけですね そこに何か弾いてる本人の魂は入ってるんだろうか?
(大学時代に「魂入れて弾きなさい!!」ってよく言われましたねぇ)
これがデメリットかな。
確かに早道ではあります。
私も自分の弾く曲はYoutubeなんかで探して
気に入った演奏をキープしておきます。
聞き比べとか、何度もじっくり聞いたり色々やります。
が
完全にコピーしようとは思っていないし
そもそもできるものではないと思っています。
技量の問題もあるし、それ以前に手の大きさとか指の長さとか
そういう身体的な問題からも
マネしたくてもマネできない!!!(笑)
その人の演奏はまさに「その人のもの」だなぁと
思うわけです。
・・・・・・なーんて思っているのですが
先日からどうもしっくりこないと悩みの長女のバルトーク。
Youtubeで何か参考にしたいというので選んで聞かせてみました。
一人で聞きながら色々試したようです。
するとあっさり
とても演奏が変わりました!!
あんなに垢抜けなかった演奏が・・・ちょっとだけ希望の光が・・・!!
やっぱりイメージできてなかったんでしょうねー。